悪質な犯罪につながる恐れがある万引きなどの軽犯罪、いわゆる「ゲートウェイ犯罪」をなくそうと、岡山県倉敷市の小学校であいさつ運動が始まりました。
倉敷市の倉敷東小学校です。 警察官のほか地域の人や6年生のボランティアら、約35人が登校する児童にあいさつし、「万引きは犯罪です」などと書かれたティッシュを配りました。
岡山県は去年、10歳から19歳の少年1000人当たりの非行率は3.8人で、全国ワースト6位です。また再犯率も37.7パーセントと6年連続で全国平均を超えています。
少年犯罪を減らすためには、万引きや自転車の窃盗など、軽い気持ちで手を染め、罪の意識を低下させてしまう、いわゆる「ゲートウェイ犯罪」を防止することが有効とされています。
(倉敷警察署 生活安全課/小池昌広 課長) 「朝、1番に気持ち良いあいさつをする。こうしたことが少年犯罪の規範意識を高め、少年の非行防止につながっていくものではないかと考えております」