瀬戸内海の環境保全に役立てようと、毎年恒例の水質調査が高松市の沿岸などで行われました。
瀬戸内海に面した11府県が、環境省の委託を受けて1972年から毎年行っている水質調査です。
香川県の調査員7人が2隻の船に乗り込みました。そして、直島沖や小豆島沖など10カ所で海水を採取し、水温や透明度を測定します。
また、海面と海底付近の海水も採取し、赤潮の原因となるリンの含有量や水質汚濁の状況など、17項目について分析します。
(香川県環境管理課/佐藤敏幸副主幹) 「公害などが多発していた時代から比べると、非常によくなったと言えますが、海苔の色落ちや、まだ環境基準を達成していない水域が一部あるなど、監視は必要だと考えております」
香川県では今年度に4回の水質調査を行う予定です。