高松市の小学生が、海底の様子を観察したり、プランクトンを集めたりして瀬戸内海の魅力や問題について学びました。
香川大学教育学部付属高松小学校では1年生から6年生が一緒になって自分たちが興味ある分野について自ら学ぶ活動をしています。
そのうち「海の豊かさを守ること」をテーマに設定した34人は、瀬戸内海の環境保全活動などをしている香川大学の教授らに協力を依頼し、船で海へと向かいました。
(記者リポート)
「子どもたちが水中カメラを操作して海底に潜む魚を探しています」
約5メートルの海底にカメラを入れ、子どもたちは小さな魚や海藻などを見つけていました。
(海底をカメラで見ながら解説)
「これ海藻ね。これアマモ。海藻の表面にいろいろものがついているでしょ。これがちっちゃなエビとか蟹がついていて、海藻の表面に魚が食べに来る」
また、水質調査の時に使う道具で海水やプランクトンを集めました。
(5年生の児童は―)
「プランクトンは小さいけど、それが魚たちの栄養になってどんどん魚を大きくしていくんだなと思いました。海底には泥とかがすごかったので、それをきれいにしたりしたいです」
「ゴミとかロープが落ちていたりしたので、ちょっと予想外でした。そういうのはやっぱり自分たちが変えたりしないといけないと思う」
12日に調査した内容は、今年度末に何らかの形で発表するということです。