6月は環境月間です。海や海岸にごみが不法投棄されるのを防ごうと、環境省の職員らが玉野市沖の瀬戸内海を船でパトロールしました。
巡視艇を使ったこのパトロールは、環境省中国四国地方環境事務所と玉野海上保安部が合同で行ったものです。
パトロールは玉野市から出発し、往復約45kmの区間で行われました。
職員らは、船の進路を邪魔するようなごみが漂流していないか確認したり、付近を航行する船にごみを海に不法投棄しないよう呼び掛けたりしました。
(玉野海上保安部/巡視艇乗組員の呼び掛け)
「プラスチックごみを含む一般ごみのポイ捨て、廃棄物の不法投棄はやめましょう」
環境省は6月を「環境月間」と定めていて、それに合わせて毎年海上からのパトロールを実施しています。
今回のパトロールでは目立ったごみは見当たらなかったということですが、日本財団によりますと、瀬戸内海へ岡山・香川・広島・愛媛の4県から流れ込むプラスチックの海ごみは年間で約388t発生しているということです。
(中国四国地方環境事務所 資源循環課/森木正浩さん)
「これをもって不法投棄がないというわけではないので、引き続きこの活動をやっていきたい」