台風による高潮被害から身を守るため気象予報士など専門家による講演会が高松市で開かれました。
台風の発生が増える時期を前に、防災に対する意識を高めてもらおうと開かれたもので地元の住民や大学生らおよそ50人が参加しました。
気象予報士の斉田季実治さんは「気象情報だけでなく、その土地にどのような災害の危険性があるかを知ることが大切だ」と訴えました。
(気象予報士/斉田季実冶さん) 「災害って同じような所で起きるんですよね。危険を知っておくことが大事ですし、それに加えて最新の気象情報を 活用してもらうことで災害から身を守ることができると思います」
また、高松市出身でオーストラリアにあるキャンベラ大学の中西仁美准教授が登壇しました。 中西准教授は、ロンドン大学や香川大学と共同で、高松市における高潮からの避難する人の行動について研究しています。 中西准教授は「シミュレーションによると、避難には少なくとも30分はかかるため、普段から避難経路を確認しておくことが必要だ」と話しました。