岡山県倉敷市で突然変異と思われる珍しいカブトムシが見つかりました。
(記者) 「カブトムシといえば、立派な角がトレードマークなんですが、これは変わった形をしています」
実はこちらオスとメス、両方の特徴をもった珍しい「雌雄型」といわれるカブトムシです。飼育しているのは、倉敷市立第一福田小学校6年の遠藤尊くんです。
去年友達からもらったカブトムシが卵を産み、90匹ほど羽化した中に見慣れない個体を見つけ、6月9日、倉敷市立自然史博物館に相談しました。
(第一福田小学校6年/遠藤尊君) 「角が曲がっていて、おかしいなって気づきました」
体にもオスのような光沢のある部分と、つやのないメスのような部分の両方が見られます。
(倉敷市立自然史博物館/奥島雄一 学芸員) 「オス・メスの特徴っていうのは、遺伝子の違いによって現れるものですから、遺伝子の突然変異によって発現したものだと思います。大変珍しいです」
岡山県内で、カブトムシの雄雌型が記録されたのは2例目で、尊くんはカブトムシを博物館に寄贈するということです。