3連休が明けて新たな「課題」が出てきました。西日本豪雨の被災地、倉敷市真備町では、ボランティア不足だけでなく、派遣先の割り振りなども課題になっています。
(ボランティア派遣を希望する住民はー) 「電話で申し込んで、はい分かりましたっておとなしく待ってるもののずーっと後回し、電話でらちがあかないからきょう初めてここへ来たんです」 「こちらに来てるのはかなり緊急性が高い人たちなんですよ」
倉敷市真備町のボランティアの受付センターには、朝早くから被災した住民が足を運びました。ボランティアの数が減っている上、派遣先の割り振りや順番の決め方も課題となっています。
(ボランティア派遣を希望する住民はー) 「すごいきのう待ちました。待ってる時間が片付けられないから、すごい困りました。だから早めに来ようと思って。床がびちゃびちゃで早くしないと、腐っちゃう状態」
家の2階まで浸水したという、真備町川辺の中村恵子さん(64)。 2階建ての家に一人で住んでいて、浸水した時は2階に取り残されました。その後、自衛隊のボートで救出されたそうです。 一週間ほど前から片付けを始め、息子らも作業を手伝っています。
17日は朝早くから並んだかいもあって、6人のボランティアが応援に来てくれました。
(ボランティアはー) 「本当は3連休中に参加したかったんですけど、子どもの面倒とか見ないといけなくて、きょうは仕事は休みを頂いて、参加させていただきました」
(中村恵子さん) 「物が多くてなかなか自分たちだけでは出し切れないので、かなりまいってますけど、今は気を張ってるから大丈夫です」
2階においてあった衣装ケース。完全に水浸しです。みんなで協力して、家具や段ボール、ゴミをひたすら家から出す作業が続きます。
ボランティアの活動は3時間ほどでしたが、かなりはかどったようです。
(中村恵子さん) 「本当にありがたかったです。自分たちだったらほとんどできてないと思います。」
(ボランティアはー) 「もっともっと人が、たくさんいた方がいいんだろうなと思いました。お休みとかあったら来れたらいいなと思います」