2月8日投開票の衆議院選挙。今回は激戦区、岡山4区についてお伝えします。
倉敷市と岡山県早島町を選挙区とする岡山4区には、自民・元職と中道・前職、国民と共産の新人の合わせて4人が立候補しています。
返り咲きを目指す自民・元職と中道・前職は8度目の対決です。岡山4区の選挙戦を追いました。
自民・元職と中道・前職が8度目の対決
(自民・元/橋本岳 候補[52])
「橋本岳、橋本岳、橋本岳の声を一人でも多くの方に広げていただき、2月8日、私を国政壇上に押し上げてください」
(中道・前/柚木道義 候補[53])
「お一人でいいんです。お一人でいいんです。相手候補より上回って必ず小選挙区で、柚木道義と」
ともに「一人でも多くの支持を」と訴える自民・元職の橋本岳さんと中道・前職の柚木道義さん。
岡山4区の2人の対決は今回が8度目で、これまで橋本さんが4勝、柚木さんが3勝です。
2005年の初対決以降、柚木さんが2回連続で勝利し、2012年から橋本さんが4回連続で勝利、そして前回、柚木さんが雪辱を果たしました。
前回の衆院選で自民党は裏金問題の影響などで大幅に議席を減らし、約1万3700票差で敗れた橋本さんは比例復活もなりませんでした。
自民・元 高市政権の実績と政策をアピール
前回、落選して「浪人生活」を送ってきた橋本さん。2025年は500回以上街頭に立つなど地道な活動を続けてきたといいます。
(自民・元/橋本岳 候補)
「一昨年の選挙で落選をして、その時にちゃんと倉敷にいるんかどうかようわからんと、そういう声も多かったんで。ちゃんと倉敷にいるぞっていうのを見てもらいたいと思って」
街頭演説では高い支持率を誇る高市政権の実績と政策をアピールし、責任ある積極財政で地方経済を強化したいと訴えています。
(自民・元/橋本岳 候補)
「(前回落選議員が)どれだけ議席を取り戻すことができるかが、高市総理がこれからも腕を振るうことができるかどうかの天王山。その一つをこの岡山県第4選挙区で、私、橋本岳がお預かりしている。皆さま方が仕事をして働いて流した汗がしっかりと報われる、賃金所得が上がっていく。そのための党首を」
4日は高市総理が橋本さんの応援に駆け付けました。
(自民党総裁/高市早苗 総理大臣)
「ぜひとも橋本岳、橋本岳を国政に戻してください。特に厚生労働分野、情報通信にも詳しい。橋本岳は私にとって大切な知恵袋でございます」
中道・前 自民党政権を厳しく批判 公明も結束アピール
柚木さんは今回、立憲民主党と公明党が結成した新党、中道改革連合から立候補しました。
(中道・前/柚木道義 候補)
「中道が議席を増やすことは、実は消費減税はじめ、野党が政府与党を動かす流れをつくっていくことになると思いますので」
柚木さんは個人演説会などで自民党政権を厳しく批判し、クリーンな政治に変えると訴えています。
(中道・前/柚木道義 候補)
「もうやめましょうよ、そういう税金使って裏金づくりとか。皆さんのために1円残らずそれだったら消費減税、食料品ゼロ、中道がやる」
「生活者ファースト」を掲げ、食料品の消費税ゼロや、全ての世代が安心して治療を受けられる社会保障改革などを訴えています。
2月2日、中道改革連合の野田共同代表が応援に駆け付けました。
(中道改革連合/野田佳彦 共同代表)
「柚木さんは社会保障のプロです。この倉敷からどんどん中道のうねりが起こることを、私は心から期待を申し上げたい」
出陣式や個人演説会には公明党の県議や市議らが訪れ、選挙戦での結束をアピールしました。
(公明党岡山県本部副代表/吉田徹 岡山県議)
「小選挙区は柚木道義候補、比例区は中道と、全力を尽くして最後まで戦い抜くことを固くお誓い申し上げます」
公明党岡山県本部の幹部は、岡山4区で約2万といわれる「公明票」について「柚木さんでまとまりつつある」と話します。
一方、これまで柚木さんを「推薦」していた立憲民主党と国民民主党の支持団体、連合岡山は今回、「支持」に引き下げました。
連合岡山によりますと、候補者との足並みがそろわなかったことが理由だということです。
国民は初の公認候補「現役世代の生活変える」
国民民主党からは理学療法士の三宅沙侑美さんが立候補しました。国民民主党が岡山4区に公認候補を擁立するのは初めてです。
(国民・新/三宅沙侑美 候補[35])
「私たち現役世代にとって大きく生活が変わる、そういう政策を国民民主党は進めてまいりました」
連合岡山は三宅さんに対し、最も弱い応援の形である「自主投票」とし、柚木さんの「支持」と差をつけました。
三宅さんは、手取りを増やすことや医療・介護・福祉に従事する人の処遇改善などを訴えています。
(国民・新/三宅沙侑美 候補)
「介護現場の課題、医療現場の課題、あと若者の手取りが増えないという現場もよく知っていますので、そういう声を聞いていただいたら必ず私を選んでいただけると思っています」
初めての国政挑戦で知名度不足が課題の三宅さんは週末、子育て世代が多い市街地で街頭演説を行いました。
(国民・新/三宅沙侑美 候補)
「賃上げ、処遇改善を進め、働く人がしっかり報われる社会を私は必ずつくります。そうすることによって、現役世代が子育てをしながら、介護をしながらしっかり働くことができるんです」
共産は消費税減税を訴え「富裕層に負担求める」
共産党からは前回の衆院選に続いて垣内雄一さんが立候補しました。垣内さんは将来的な廃止を目指して消費税を減税することや、社会保険料の負担軽減などを訴え、大企業や富裕層に財源の負担を求めるとしています。
(共産・新/垣内雄一 候補[61])
「大企業の利益は史上空前。株価もどんどん上がっている。しかし私たちの給料や年金は増えない。富が大企業、富裕層に一極集中をしているからであります。皆さんの暮らし第一の経済に切り替えてまいります」
政治に求めることは何かを市民に直接聞くため、垣内さんは選挙期間中、「シールアンケート」を行いました。
(共産・新/垣内雄一 候補)
「消費税を下げてほしいという声が多かったので、ただ高市さんがやるのかどうか怪しいなという人もいたので、財源をしっかり示していくことが大事だときょうも分かりました」
元職、前職、新人2人が激しく争う岡山4区。投票は2月8日で即日開票されます。
(2026年2月5日放送「News Park KSB」より)