岡山県倉敷市真備町では、台風に備えて堤防の決壊箇所で24時間体制の工事が進められています。
(記者) 「決壊した末政川の堤防です。24時間体制で土のうが積まれていますが、もとの堤防の高さの半分ほどしかありません」
倉敷市真備町では西日本豪雨で堤防が8カ所決壊し、町の4分の1が浸水しました。
このうち4カ所では仮復旧工事がまだ終わっていないため、台風の接近を前に急ピッチで工事が行われています。
(決壊現場近くの人はー) 「仮設の堤防で持つかなとは思ってるんですけど、全部戸を閉めて台風対策だけして、明日は休みにします」
また国が管理する小田川では、中州などに生えている木を伐採して水の流れをよくする緊急工事が行われています。こうした木が流れを悪くしたのが洪水の原因の一つではないかと指摘する声が上がっていました。
また、倉敷市は午後1時から船穂地区に新たに4つの避難所を開設するほか、午後6時半からはくらしき作陽大学の体育館も避難所になります。真備地区では午後2時から3時半まで大型バスが巡回し、住民が避難所への移動に利用することができます。