台風の日には、どんな食品が売れると思いますか?
日持ちするカップ麺やレトルト食品を思い浮かべる方もいると思いますが…。 実は、「台風の日はコロッケが売れる」という都市伝説のようなネット上のうわさがあるんです。
こうしたうわさを検証すべく、台風が接近中の高松市の商店街や精肉店などで取材しました。
(信長ゆかり リポート) 「台風が来るとコロッケがよく売れるというのは本当なのか、実際に調べてきます」
(街頭インタビュー) Q台風が来るとコロッケが売れるというのはご存知ですか? 「はい聞いたことあります」
「私自身は全然買ったりとかはないんですけど、うわさとかでよく聞きます」
Q話題になったから買ってみた? 「そうですね」
「前のときに(台風前日に)ようけに食品とか溜め込んどかにゃ、台風が近づいたらコロッケいうのが1番無難なね」
「スーパーできょう台風なので、コロッケどうですかという貼り紙とかがしてあって、それにつられて。別に台風だからコロッケが食べたいわけではないんですけど、スーパーの宣伝文句につられて買ったことはあります」
こうして聞いてみると「台風のときにはコロッケを買う」という人、意外と多いんですね。
お店の方にも聞いてみました。
(前田精肉店) Q販売されていてどう? 「きょう朝はお客さん1人みえましたね。10時にね。
Qその方は何個買った? 「20個くらい」
「台風にはコロッケ」って、一体なぜ?
実は、こうしたうわさが広まったのは2001年ごろからなんだそうです。
インターネット上の掲示板への書き込みがきっかけで、台風が来たらコロッケを買い置きして食べる「台風コロッケ」が話題になりました。
大手スーパーでは去年10月、台風21号が日本に接近していた日に、惣菜売り場で販売するコロッケを3割から5割ほど増やしたところ、よく売れたそうです。
きょうは雨風が強かったため閉店している店もありましたが、この「台風コロッケ」というちょっと変わったムーブメント、日本に台風が接近するたびに徐々に広がっていくかもしれませんね。