香川銀行の男性行員が8年近くにわたって経費を不正に請求し、約18万円を私的に使っていたとして解雇処分を受けました。
解雇処分を受けたのは、香川銀行の50代の男性行員です。勤務していた店舗や役職などは明らかにしていません。
香川銀行によりますと、この男性行員は、2011年1月から2018年10月にかけて20数回にわたって経費を不正に請求し、合わせて17万5000円あまりを私的に使っていました。男性行員は、取引先へのお祝いやお見舞いなどの名目で商品券や菓子折りなどを購入し、領収書を経理に提出して代金を受け取りましたが、実際には取引先に渡さず自分で使っていたということです。
被害額はすでに全額返済されていて、客への被害もないことなどから香川銀行は刑事告訴をしない方針です。「内部管理態勢の一層の徹底強化に努め、信頼回復にむけて全力で取り組む」としています。