香川県警は21日、県内在住の男性(50歳代)と女性(60歳代)が、SNS型投資詐欺の被害に遭ったとして、それぞれの手口を公表し、注意を呼び掛けています。
県内在住の男性(50歳代)は、2025年2月、Xで知り合った女性から投資のグループトークを紹介され、送られてきたURLからアプリをダウンロードしました。
男性は指定された株の銘柄を購入し、12回にわたって約6700万円を振り込むと、アプリ上で高額な利益が表示されました。
男性がさらに2700万円あまりを振り込んだあと、利益確定のため出金を申し込みましたが、「迷惑料」としてさらにお金を要求され、詐欺に気付きました。
県内在住の女性(60歳代)は、2024年9月、LINEで知り合った男性から為替取引を勧められ、個人情報と写真を送ると「口座開設が完了した」と連絡を受け、アプリをダウンロードしました。
女性は17回にわたって約4700万円をネットバンキングで送金し、アプリ上で残高が1億円あまりになりました。
女性がお金を引き出そうとすると、「審査待ちです」などと言われ出金できず、詐欺に気付きました。
県警は詐欺の手口について、以下の3点に注意するよう呼び掛けています。
・指定したアプリをダウンロードするよう指示される
・アプリ上で利益が出ているように見える
・振込先の口座が個人口座だったり、変わったりする