老いをテーマに岡山で活動する劇団の菅原直樹さんが、文化庁の「芸術選奨文部科学大臣新人賞」に選ばれました。
(劇団OiBokkeShi/主宰 菅原直樹さん) 「岡田さんに会いに来たのは今度僕が賞をいただくことになったんですよ。」 (劇団OiBokkeShi/岡田忠雄さん(92)) 「もう身震いした。本当に涙がでるぐらい…感動」
劇団OiBokkeShi主宰の菅原直樹さんが、看板俳優の岡田忠雄さんに受賞を報告しました。
「芸術選奨文部科学大臣賞」は、文化庁が芸術分野で優れた業績を挙げた個人へ贈るもので、芸術振興部門の新人賞に菅原さんが選ばれました。
菅原さんは2014年に劇団を立ち上げ、当時88才の岡田さんと老いや認知症をテーマに演劇活動を始め、今年も岡山県和気町で公演しました。
また、介護現場に演劇の手法を取り入れるワークショップなどを全国で開いています。
(劇団OiBokkeShi/主宰 菅原直樹さん) 「90歳を過ぎて精力的に俳優として活動する岡田さんと一緒に演劇を作りながら、老いとは何かとか、人間とは何か、そういった根源的な疑問と向き合いながら今までにない新しい演劇を作っていくことができたらなと思います」