介護と演劇の取り組みが評価されました。老いをテーマに岡山で活動する劇団の菅原直樹さんが、文化庁の「芸術選奨文部科学大臣新人賞」に選ばれ、12日に贈呈式が行われました。
芸術の分野で優れた業績を挙げた人に贈られる芸術選奨の贈呈式には、受賞者ら約130人が出席しました。
岡山で俳優や介護福祉士として働く菅原直樹さんは、芸術振興部門で新人賞を受賞しました。介護者の負担軽減や高齢者の生きがいにつながるワークショップや介護の問題を取り扱った演劇が評価されました。
(芸術選奨文部科学大臣新人賞/菅原直樹さん) 「介護福祉士として、今回の賞をいただけたということをとても誇りに思います。これからも演劇を通じて介護の仕事のクリエティブな側面、やりがいを発信していけたらと思います」
また、岡山県早島町に住む山尾悠子さんは、文学部門で文部科学大臣賞を受賞しました。