いじめや人間関係での悩みなどを匿名で相談できるアプリが、岡山県の県立学校全てで導入されます。全国で初めての取り組みです。
(記者) 「今回導入されたアプリでは、このように悩みごとを書き込んで送信してみると、チャット形式で相談できるようになっていて生徒にも使いやすくなっているんです」
アメリカで開発された匿名報告相談アプリ「STOPit」。 表示されるのは学校名と学年のみで、通っている学校の先生と匿名でやり取りすることができます。
(岡山県教育庁 人権教育課/田中耕二 課長) 「SNSではないかもしれませんけれども、それに近いアプリですので、今どきの子どもたちが使いやすいハードルが少し下がったようなアプリだと思います」
このアプリを県立学校で活用しようと10日、玉島高校の生徒向けに説明会が行われました。岡山県では、おととしからモデル校を指定しこのアプリを導入。いじめの早期解決を図った実績があります。相談しやすい環境を作ることで問題の早期発見を目指します。
岡山県教育庁では順次説明会を開き、7月末までにすべての県立学校で導入を目指します。
(生徒は-) 「周りの人の目とか、友達にばれたらとか今まで思ってたけど、気兼ねなく相談しやすいなと思いました」 「先生に直接相談するってなると結構勇気とかもいるので、手ごろにチャットとかですぐ相談できたりするのはうれしいです」 「学校生活を送る上で困っている人を見たりする機会が多いので、見て見ぬふりをせずに報告をしていきたいと思います」
(岡山県教育庁 人権教育課/田中耕二 課長) 「いじめ、ほかにも様々な悩みそういったところが1つでも解決に向かえばいいかなと思います」