20日以降、高知県の早明浦ダム周辺にまとまった雨が降り、香川用水への取水制限が一時的に解除されました。
早明浦ダムの貯水率低下を受けて、4月25日から香川用水への供給量を20パーセントカットする第1次取水制限に入り、21日からは35パーセントカットする第2次取水制限に切り替える予定でした。 しかし、20日から21日未明にかけて早明浦ダム周辺にまとまった雨が降ったことから、取水制限を一時的に解除しました。
雨で回復したものの、早明浦ダムの21日午前9時現在の貯水率は58パーセントで、平年を大きく下回っています。今後、まとまった雨が降らず、貯水率の低下が続けば取水制限を再開します。
香川県庁では、約130カ所のトイレで蛇口の一部を閉鎖するなど節水対策を行いました。今後、農業用など水の需要が増えることから、県民に早めの節水を呼び掛けます。
(香川県水資源対策課/亀井正知 課長補佐) 「厳しく対応して、節水に努める必要がある」