南海トラフ地震は今後30年以内に60~90%以上の確率で起きるとされています。発生した場合、岡山・香川ではどのような被害が想定されているのでしょうか。
南海トラフを震源とする地震は、約100~150年間隔で大規模なものが発生しています。今後30年以内に60~90%以上の確率で起きるとされています。
2025年、内閣府は南海トラフ巨大地震の被害想定を見直し、岡山・香川でも被害想定をまとめました。
岡山県では最大震度6強、香川県では最大震度7の揺れが発生し、死者は岡山県で最大3778人、香川県で最大7800人と予測されています。
両県ともに前回の想定と比べて予測死者数が増加した背景には何があるのか、地震学が専門の香川大学の金田特任教授は―
(香川大学/金田義行 特任教授)
「温暖化によって海面上昇がありますよね。その結果、津波の高さが相対的に大きくなる。浸水域が広まったこともあるので、その結果として死者数(予測)が増えたと考えられます」
岡山・香川への津波は、最も早い東かがわ市で地震発生から約1時間後に到達。シミュレーションでは津波の最大波は約3~5時間後に到達するとされています。
岡山県では最新の詳細が出ていませんが、県によると沿岸で3mほど、香川県では高松市やさぬき市で4.2mとなっています。
(松木梨菜リポート)
「もし地震発生直後にあちらのような高い場所に避難すれば、死者数は7分の1ほどに減るとされています」
(香川大学/金田義行 特任教授)
「緊急地震速報の高度化、津波警報の迅速化がありますので、そういう情報を踏まえて早く逃げる逃げるためには耐震化もポイントになると思います」
建物の耐震化率は両県とも8割ほどです。仮に100%になると、岡山県では倒壊による死者が9割減らせると試算しています。
(香川大学/金田義行 特任教授)
「震源域が非常に広いので、揺れも3分以上揺れるのではないかと考えています。家具の下敷きになったり家の下敷きになったら逃げられませんので、家具の転倒防止とか、皆さんができる防災をやっていただければと思います」