本格的な田植えシーズンを迎えます。日本最大級の農業用ため池、香川・まんのう町の満濃池で毎年恒例の「ゆる抜き」が行われました。
午後0時、排水用のハンドルを回して水門を開き、「ゆる」と呼ばれる池の取水栓を抜くと最大で毎秒5tの水が流れ出しました。 江戸時代からの伝統行事で夏の風物詩として知られる「ゆる抜き」を一目見ようと、雨が降る中、見物客が訪れてカメラで撮影していました。 15日現在の満濃池の貯水率は77.1%と平年をやや下回っています。流れ出た水は、丸亀市やまんのう町など2市3町の田畑、約3000haを潤し本格的に田植えが始まります。