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毎秒5tを放流 大迫力の“初夏の風物詩” 満濃池で「ゆる抜き」 香川

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 初夏の風物詩です。香川県の満濃池の水を毎秒5t放流して田植えに必要な水を送る「ゆる抜き」が行われました。

 香川県最大の農業用ため池「満濃池」です。

 近くの神社で香川県の池田知事や関係者ら約70人が豊作を祈願しました。知事らを招いての神事は4年ぶりです。

 その後、関係者らは取水塔に移動し、排水用のハンドルを回しました。

 水門を開き「ゆる」と呼ばれる池の取水栓を抜いたことで、最大毎秒5tの水が勢いよく流れ出しました。

(倉敷から来た人は―)
「すごい迫力でした。最初は少し流れてたのがだんだん増えていって、『どぉー!』という感じで」

(記者リポート)
「流れ出た大量の水はここから下流へと送られ、丸亀市やまんのう町など、多くの田畑を潤します」

 2022年は香川用水の取水制限の影響などで満濃池の貯水率は一時43.1%まで下がりました。しかし、秋から徐々に回復し、6月2日にまとまった雨が降ったことで、15日現在の貯水率は2020年7月以来のほぼ満水になりました。

 田植えが終わるころまで毎秒5tの水を流し続け、その後は水の量を調整しながら10月上旬まで放流します。

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