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初夏の風物詩 満濃池で「ゆる抜き」 今年も規模縮小し実施 香川

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 初夏の風物詩です。香川県まんのう町の満濃池の「ゆる抜き」が2020年に続き、規模を縮小して行われました。

 「ゆる抜き」は「ゆる」と呼ばれる池の取水栓を抜くもので、日本最大級の農業用ため池満濃池では、田植えが始まるこの時期に毎年行われています。

 新型コロナの影響で2020年に続き2021年も式典を中止するなど規模を縮小して行われました。

 正午、取水塔の排水用ハンドルを回すと……水門が開いて毎秒5トンの水が勢いよく流れ出しました。

(白戸ゆめのリポート)
「ゴーっという音をたてながら大量の恵の水が放出され、ここから田畑へと届けられていきます」

 2021年は梅雨入りが早く、まとまった雨が降ったこともあり、満濃池の15日現在の貯水率は91.5パーセントと、例年よりやや高いということです。

(満濃池土地改良区/國重進 理事長)
「水は十分使えるように準備しているつもりなので、できるだけ豊作を願って作業してほしい」

 流れ出た水は、秋の収穫期に向けて丸亀市など2市3町の田畑約3000ヘクタールを潤します。

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