驚きの計画です。岡山市の中心部で、ベビーカーと一緒に旅するちょっと変わったアメリカ人男性に出会いました。
岡山市北区のKSB岡山本社近くで休んでいたのは、サミー・ギーサーカーさん(25)。アメリカ・ニュージャージー州の教師です。夏休みを利用して日本列島を歩いて縦断しています。
(サミー・ギーサーカーさん) 「(日本の)おかしいところが大好き。すごい小さい町が大好き。面白い」
6月6日に北海道の稚内からスタート。目的地は鹿児島県の南端の佐多岬。ここまでの約1800キロは津軽海峡を船で渡った以外は脚だけで移動してきました。また、寂しくならないようにと携帯のアプリで自分の旅を配信しています。
(サミー・ギーサーカーさん) 「(視聴者は)いま8人。朝は20くらい。ときどき100、ときどき500」
アメリカから持ってきたというベビーカーとともに1日約40キロ進みます。9日は40キロ以上を歩いたので、近くのホステルに入りました。10日はあいにくの雨。
(サミー・ギーサーカーさん) Q. 準備は大変? 「少しね」
10日の目的地は、50キロメートル離れた笠岡市の古城山(こじょうざん)公園です。
(サミー・ギーサーカーさん) Q. ホステルを予約してる? 「ノー。公園で寝ます」
ホステルのご主人とお別れのあいさつをして出発です。
(サミー・ギーサーカーさん) Q. 配信の様子は? 「いまは2つ人、見ます。2人?2人2人」
日本語は勉強中ですが、日本に来てから色んな人に出会ったと言います。
(サミー・ギーサーカーさん) 「ゆっくり歩くからこそ、ほとんどの人が見ることのできない色んなものが見られるんだ」
7月中に鹿児島にたどりつく計画のサミーさん。残る行程は約750キロ、急ぎ足できょうも進みます。