岡山県の特産「マスカット・オブ・アレキサンドリア」について知ってもらおうと、岡山市の小学校で食育の授業が行われました。
(岡山県温室園芸農業協同組合/赤木悟志 副組合長)
「ここはちょっと薄い黄色がかっているでしょう。こうなったらおいしいブドウ」
岡山市中央卸売市場や農協などが行ったものです。岡山市の西大寺小学校の3年生88人がマスカットの生産者から歴史や栽培方法について教わりました。
岡山県では、明治時代からマスカットの栽培が行われていて、130年以上の歴史があります。生産量は全国の9割以上を占めていて、2022年の出荷量は103tを見込んでいます。
しかし、最近はシャインマスカットなど種がない品種の人気が高まった影響で、出荷量は毎年1割ほど減り続けているそうです。
(岡山県温室園芸農業協同組合/赤木悟志 副組合長)
「歴史あるマスカット・オブ・アレキサンドリア、それをこれからもしっかりと食べてほしい。その思いです」
授業の後の給食のデザートはもちろん、マスカットです。児童たちは1粒ずつ、おいしそうに味わっていました。
(児童は―)
「とても手間をかけて作ってくれているんだなと思いました」
「皮もやわらかくて食べやすかったし、甘くてめちゃおいしかった」