岡山市の小学生が11日、岡山特産の「マスカット・オブ・アレキサンドリア」について勉強しました。
(生産者)
「僕も57年作っているけど、なかなか思ったブドウができない」
岡山市の妹尾小学校の3年生が聞いているのは、「マスカット・オブ・アレキサンドリア」を50年以上作っている生産者の話です。市場関係者らでつくる「岡山市場ベジフル会」が開いた食育の授業です。
岡山県が全国の生産量の9割以上を占めている「マスカット・オブ・アレキサンドリア」は種があり、強い香りや甘酸っぱい味わいが特徴です。
(生産者)
「どういうふうにできるか分からない、その年の天候にもよるし、温度にもよるし、できてみないと分からない」
児童たちは「マスカット・オブ・アレキサンドリア」の出来が天候に左右されることや、種のないブドウが流行する中、生産量が減っていることなどを学びました。
勉強の後、給食で「マスカット・オブ・アレキサンドリア」を味わいました。
(3年生は―)
「うまっ!!」
「めっちゃおいしい、甘い」
(3年生)
「普通果物って雨が降ってぐんぐん育つのかなって思うけど、雨が降ってしゅんってなっちゃうものもあるんだってことにびっくりしました」
「花を切って、1000個くらいから60個くらいに減らすこと(を知った)」
JA全農おかやまのマスコットキャラクター「マスキャット」も学校を訪れ、児童たちは盛り上がっていました。
(岡山市場ベジフル会/田中理恵さん)
「他の県が真似できないほどの栽培技術を要するブドウなので、いろんなことを知って興味を持ってくれたのが一番良かった」