高速道路での危険物運搬車両事故を想定した訓練が8日、岡山県新見市で行われました。
劇物の塩酸を積んだタンクローリーに乗用車が追突して塩酸が漏れ出し、運転手が車内に閉じ込められたという想定です。
消防や警察、NEXCO西日本などから約60人が参加しました。事故発生後、警察などがすぐに高速道路を通行止めにしました。 次に化学防護服を着た消防隊員がガス検知器で安全を確認しながらけが人を救出し、救急搬送しました。また、道路に付着した液体を洗い流す作業なども連携して取り組みました。
(新見市消防本部/名越淑郎 消防長) 「早ければ良いということに基づいてスピード感を求められますけれども、そこで手落ちがあってはならないということで安全確実を優先した内容であったと思います」