万が一に備えます。高松市の銀行の若手女性行員が、暴漢から身を守るための護身術を学びました。
香川銀行の若手女性行員約50人が参加した護身術教室です。
講師を務めるのは、高松北警察署の女性警察官5人。その名も「ゴシンジャー」です。 香川銀行は行員の半数以上が女性で、通勤や増える外回りの際に被害に遭わないようにと、初めて開催しました。
まずは、正面から手をいきなりつかまれた場合を実践しました。両手を握り、つかまれた手と逆方向に斜めに振り払います。 続いては、後ろから口をふさがれた場合。気道を確保した後、相手の小指を思い切り曲げて最後に急所を蹴ります。
ポイントは目・鼻などの体の中心に集まる急所を狙うこと。相手がひるんだすき逃げ出します。
最後に、かばんや傘など身近にある物を使った撃退法も学びました。この護身術、どれほど効果があるのでしょうか?実際にやってみると…
(白戸ゆめのリポート) 「こうされてしまうと、もうどの方向からも太刀打ちできません」
参加した行員も、その効果を身をもって体感していました。
(参加した行員はー) 「自分が住んでいる所が、街灯が少なくて暗い道が多いので、こういうの(護身術)を習えたのは大きい」 「初めはどうしようと動けないかもしれないが、自分で何とかしなきゃと、今回教えてもらったものを思い出せるように、日頃練習したりとか支店でも共有していけたら」
(高松北署/河口舞里奈 巡査長) 「社会的に弱い立場の女性を狙う犯罪は許せないですし、被害に遭わないことが一番大切だが、被害に遭った時は、きょうの護身術をしっかり使ってもらえたら」