万葉集研究の第一人者で、元号「令和」を考案したとされる中西進さんが、香川県坂出市で講演会を開き、海にまつわる歌を紹介しました。
(中西進さん) 「自らがただ単に見ているだけではなくて、その歴史の中に分け入って全体を考えるということになりますね」
坂出市の万葉会館で開かれた講演会には約260人が集まり、中西さんの話に耳を傾けました。
香川県が瀬戸内海に面していることから海の神様である「わたつみ」にまつわる3つの歌を紹介しました。 中西さんは、万葉集の歌を現代の言葉や状況に例えて説明し、時には冗談を交えて会場の笑いを誘っていました。
(参加者はー) 「改めて古典をもう一度勉強し直して若返りたいなと、中西先生の話を聞いてそう思いました」 「坂出ですから。海のそばに住んでおります者にとって、もう一度海をそばで見直して生きていきたいと思いました。本当に感激いたしました、ありがとうございました」