高松市の専門学校で高齢者のリハビリに関する実習体験が行われました。今回のテーマは高齢者が転倒したときの適切な対応です。
高松市の専門学校「穴吹リハビリテーションカレッジ」で行われた実習体験は、作業療法士の資格取得を目指す2年生が対象です。19日の授業は、肺炎で入院した90歳の女性が、退院後に自宅で転倒したことを想定して行われました。
(中濱綾那リポート) 「およそ20パーセントから35パーセントの高齢者が、物がたくさん置いてある居間や、ふらつきやすい寝室で転倒を起こすということです」
(実演の様子) 「どこを打っているのか、どんな状態なのか…そこを見極めなければならない」
学生は、打った場所や腕や足に異常がないかを確認することなど、高齢者が転倒した場合の対応方法を学びました。
(参加した学生はー) 「自分の知識の中で考察して、患者さんの負担にならないように順序良く進めていく」 「現場にいって、問診や触診など改めて技術が必要だとわかったので勉強になった」
(理学療法士/横倉益弘さん) 「高松に関しては人口が密集しているので、現在、高齢化率はそこまで高くないのですが、これから30年40年経つと高齢者が非常に増えていく。そういうことで学生の教育をしっかりしていかなければならない」