将来のワクチンの打ち手として期待されます。岡山市の大学の薬学部の学生が、ワクチン注射の実習を行いました。
就実大学がワクチン接種に対応できる薬剤師の育成を目指し、授業に取り入れたものです。13日は、薬学部の学生約70人が出席し、新型コロナを想定した筋肉注射の実習が行われました。
学生たちは医師である教授の指導を受けながら、腕に見立てたパッドを使って正しい注射の打ち方を学びました。
(実習した学生は―)
「看護師さんが打っているのを見て簡単なのかなと思う部分もあったけど、やってみたら意外とむずかしくて」
「無理でしょと思ってたけど、打ってみたら意外とできたので役立てられるかなと思いました」
新型コロナの感染拡大でワクチンの打ち手不足が問題となった時、薬剤師の起用も検討されましたが、研修や実践経験が無いという理由で見送られました。
大学ではこうした実習を通して、将来、薬剤師が打ち手としてワクチン接種に貢献できればとしています。