岡山県では2020年、「特殊詐欺」の被害額が2億円を超える非常事態となっています。警察と関係機関が10日、緊急集会を開きました。
緊急集会の中で寸劇が披露され、2019年急増した「特殊詐欺」の手口が紹介されました。警察官などをかたって高齢者などからキャッシュカードをだまし取る手口です。
岡山県では2020年、こうした「特殊詐欺」の被害額が2億円を超えています。1カ月余りで2019年の被害総額約2億1800万円に近づいています。
被害を防ぐため、岡山県警では金融機関や郵便局など45の団体と連携し、対策を話し合いました。
この中で、普段キャッシュカードを使わない高齢者には利用限度額を0円に設定するよう呼び掛けるなど水際対策の徹底を確認しました。
(岡山県警察 生活安全企画課/荻野英俊 課長) 「危機的状況になっています。関係機関の皆さま一人一人の力をお借りして、県内全域の被害防止を図っていきたい」