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伝えた「すごさ」と「楽しさ」 障害者と高校球児が初の野球教室を開催 岡山・和気町

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 16日、岡山県和気町でちょっと変わった野球教室が開かれました。小学生を指導したのは「高校球児」と「障害者」です。

 野球教室には地元の小学6年生20人が参加しました。  指導するのは、和気閑谷(わけしずたに)高校の野球部員と障害者野球チーム「岡山桃太郎」のメンバーです。  和気閑谷高校と岡山桃太郎は、2019年秋から合同練習などを通じて交流していました。

(和気閑谷高校 野球部/浮田圭一郎 監督) 「ハンディを感じさせないプレーであったり、一生懸命プレーする姿。野球の素晴らしさ、楽しさを、一緒に伝えていけるんじゃないかと思いまして、こういう野球教室を行うことになりました」

 野球教室では、岡山桃太郎のエースで、2018年の世界大会でMVPに輝いた早嶋健太選手が小学生と勝負しました。  早嶋選手は、生まれつき左手首から先がありません。

(早嶋選手と勝負した小学生はー) 「(Q.どうだった?)めっちゃ速い、当たらないです。やばい」

 このほかにも、岡山桃太郎のメンバーは小学生と一緒にノックを受けたり、お手本としてバッティングを披露したりしました。

(参加した小学生はー) 「障害者だけど、全然違和感なくてびっくりしました」 「手がなかったら野球はできにくいけど、それでも一生懸命頑張っていてすごいと思いました」

 野球教室の最後、早嶋選手が小学生に呼びかけました。

(岡山桃太郎/早嶋健太 選手) 「僕らはみんなと違って障害を、一人一人違う障害を持っているけど、みんなと同じように野球が好きでこうやって続けてこられています。野球が好きだったという思いを忘れないで頑張っていってください」

 和気閑谷高校と岡山桃太郎は今後も連携して、野球教室などの活動を行っていく予定です。


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