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日本記録樹立の元プロ・鈴木尚広さんが身体障害者野球チーム「岡山桃太郎」を指導

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 元プロ野球選手で日本記録を持っている鈴木尚広さんが、身体障害者野球チーム、「岡山桃太郎」を指導しました。ある選手のプレーを見た鈴木さんが熱望して実現しました。

 4月10日、岡山県備前市のグラウンドを訪れたのは、元プロ野球選手の鈴木尚広さんです。鈴木さんは巨人で20年間プレーし、代走での通算盗塁の日本記録を作りました。引退後は、社会人から子どもたちまで幅広く野球の指導をしています。

(元プロ野球選手/鈴木尚広さん)
「(Q.障害者野球は見たことある?)初めてです。ルールが違うのも勉強してきましたんで」

 鈴木さんは身体障害者野球チーム「岡山桃太郎」の練習を見ながら、選手たちに体の動かし方などをアドバイスしました。

(岡山桃太郎/井戸千晴 選手)
「バッティングが今あまりよくないので、相談に乗ってもらいました」

 鈴木さんが岡山桃太郎の練習を訪れるきっかけとなったのが、チームの投打の軸、早嶋健太さんの存在です。早嶋さんは2018年に開かれた障害者野球の世界大会でMVPを獲得しました。

(元プロ野球選手/鈴木尚広さん)
「YouTubeなどで動画を見ていたんですけど、非常に走攻守3拍子揃った好選手がいるなというところで目に留まりまして。楽しくのびのびと創意工夫をしながらやっているところにひかれてお邪魔させていただいた」

(岡山桃太郎/早嶋健太 選手)
「一生懸命野球をやってきて誰かの目に留まるというのはうれしいことだし、僕らが知らない知識だったり技術だったりアドバイスをいただいてそれを実践したらすごく良かったので」

 新型コロナの影響で2年連続中止になった身体障害者野球・春の全国大会が5月に開かれます。「岡山桃太郎」は初優勝を目指してこの大会に臨みます。

(元プロ野球選手/鈴木尚広さん)
「非常に皆さん動きがシャープですし、いろんなハンディを持っている方がいるんですけどその中で創意工夫しながら野球を純粋に楽しんでいるなと。1つのボールを夢中になって追いかけている姿をきょうの練習を見ても力強く感じました。野球はいろいろなカテゴリーがありますし、バックアップしながら声援を送りながらまた一緒に練習しながらやっていけたら」

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