香川県丸亀市の副市長が市議からパワハラを受けたと内部告発したことについて梶市長は、不当要求などを扱う市の対策委員会で対応を検討したいと語りました。
(丸亀市/梶正治市長) 「内部告発ということになったことは少し残念ではありますが、事実関係を明らかにする必要があると思っています」
2月20日、丸亀市の徳田善紀副市長(63)は国方功夫市議(69)が職員らにパワハラや不当な要求をしているとして、議長に百条委員会の設置を求めました。
内部告発書では国方市議が、「丸亀城の石垣が崩れた責任はお前にある」などと担当職員を恫喝したり、「市議の報酬を1万円以上引き上げるよう根回しするのが、副市長の仕事だ」と叱責したりしたとしています。 対する国方市議は、「パワハラや不当な要求はなかった」と全面的に否定しています。
丸亀市議会は26日に始まる定例議会の会期中に、百条委員会の設置について協議する方針です。 25日の会見で梶正治市長は、不当要求などを扱う市の対策委員会で今後の対応を検討したいと語りました。
一方、内部告発した徳田副市長は、「新年度予算の審議に影響が出ないように」と現在休職していて、議会には出席しない予定です。