6日ぶりのチーム練習です。新型コロナウイルスの影響で練習を休止していた尽誠学園野球部が春のセンバツに向けて再始動しました。
(記者リポート) 「報道陣はマスクを着けての取材が求められています」
尽誠学園のグラウンドには新型コロナウイルスへの対策として消毒液が設置され、関係者以外の入場が制限されました。選手たちも消毒や検温などをした上でグラウンドに集合しました。
練習に先立って選手たちはセンバツに向けての意気込みを語り、士気を高めていました。
(全体集合の様子) 「野球ができることに感謝の気持ちを持ち、1日1日を大切にしてどんな練習も全力で取り組みます」
尽誠学園野球部は、新型コロナウイルスへの感染防止のために2月29日から練習を休止し、寮で暮らす52人は関西や香川などの実家に帰省していました。
4日に高野連がセンバツ大会開催を目指すと発表したことで、ベンチ入りメンバーと補助員に限って練習を再開しました。5日はキャッチボールやバッティング練習など、軽めのメニューを行いました。
(尽誠学園/菊地柚 主将) 「他のスポーツは全国大会は中止になっている中で、野球を自分達がやらせてもらえるということで、とてもうれしく思う」
(尽誠学園/西村太 監督) 「野球ができなくなって、チーム全員でできなくなって、その寂しさ、または新たに感謝の気持ちも、彼らの中にも絶対芽生えている。それを力に変えてチームに還元して、センバツに向けてやっていこうと話している」
高野連は3月11日に改めて臨時の運営委員会を開き、センバツの開催について最終判断することにしています。