農研機構西日本農業研究センター(広島・福山市)とカサイホールディングス(東京・港区)は、2023年から香川県土庄町の夕陽ヶ丘いちご園で、県産いちご「さぬきひめ」の収穫量を増やす新技術の実証実験を行いました。
「スマート飽差制御」という新技術は、ハウス内が乾燥するとイチゴの葉から水分が蒸発し、根からの吸水が追い付かずに植物の水分が不足してしまうのを補うものです。ハウス内の飽和水蒸気圧と実際の水蒸気圧の差が大きくなったら、細かなミストを自動噴霧して湿度を調節し、イチゴの成長に最適な環境を自動で保てるようにしました。炭酸ガスで光合成を促す装置を併用して実験した結果、収穫量が18.5%アップしたということです。
農研機構とカサイホールディングスは、手間をかけずに高収益な経営が期待できるとしており、技術の普及を目指すことにしています。