インターネットを活用した学習支援です。臨時休校が続く中、高松市の中・高一貫校ではタブレット端末を使った遠隔授業で生徒の学習支援を行っています。
高松市室新町にある大手前高松中・高校の教室では、生徒不在の中、午前8時40分に朝のホームルームが始まりました。
(先生の呼び掛け) 「きょうはみんないつもよりすごい顔がいい感じですね、すごい元気な顔をしています」
中・高一貫校の大手前高松では、中学3年生以上のすべての学年にタブレット端末を導入し、オンラインで課題の提出や生徒の状況を確認しています。 3月2日、臨時休校になってからは、WEB上にビデオ会議システムを導入しました。
遠隔で学校と生徒を繋いで生徒の学習支援を行う狙いです。
(大手前高校 2年1組担任/吉村祐樹 教諭) 「家にいながらでも、学校の中と同じような気持ちで勉強に取り組んでほしいなと思っています」
(記者リポート) 「生徒の自宅にお邪魔しています。こちらではいま、先ほどのタブレットを使って、先生との面談が行われています」
(先生の呼び掛け) 「世界史の勉強はいまどんな感じですか?」
また、このクラスでは、朝と夕方のホームルームのほか、必要に応じて生徒と個別面談も行っています。 分からない問題があれば、直接教えてもらうこともできます。
(高校2年/折村望奈美さん) 「ホームルームで会えるっていうのはすごいうれしいし、その日1日の活力にも、勉強をみんな頑張っているから私も頑張ろうっていう気になれるので、すごいありがたいサービスだなと思います」
(折村さんの母) 「先生とのコミュニケーションもみなさんと取れるので、楽しそうに毎日しています」
急な臨時休校による授業の遅れを補い、生徒には普段と変わらない生活リズムを送ってもらおうという取り組みです。
(大手前高校 教育企画部/合田意 主任) 「こうやって生徒同士、あるいは先生と繋がっていられるという実感を得ることで、生徒が学習から離れずに普段通りに近い生活を送れるんじゃないかと思っています」