先生と生徒がインターネットで繋がります。臨時休校が長期化し、授業の遅れが不安視されています。そんな中、香川県三豊市では中学3年生を対象にした「オンライン授業」が始まりました。
(オンライン授業でのやりとり) 先生「ゴールデンウイーク、何したん?」 生徒「マスクを作りました」 先生「すばらしいなあ、マスク作ったん!?先生もマスク作ったんよ、これ朝付けて撮ったやつ」
(記者リポート) 「先生は画面越しに、生徒の様子をよく見ながらリアルタイムで会話をしています」
オンライン授業を受けるのは、市内の中学校の3年生約600人です。高校受験を控えていることから他の学年より優先して始めました。 環境が整っていない生徒には学校のタブレット端末を貸し出します。
三豊市は臨時休校の長期化に備え、4月から遠隔教育の実証研究を行ってきました。
オンライン授業は、担任と生徒が1コマ20分を1日数回、学級ごとに時間を決めて行います。初めは日常の様子や課題の確認を行います。
(生徒はー) 「(Q.良かったことは?)みんなの顔が見れられたこと(Q.悪かったことは?)通信。全然聞こえんかった」
三豊市教育委員会は通信の不具合などを改善しながら授業時間を延ばすとしています。
(3年2組 担任/畑裕貴 先生) 「自宅だけ、自分だけで学習となると子どもによっては学習の差ができてしまうので、オンラインで自宅でできるというのは学力の差をなくすことにもつながりますし、学習する習慣がつけられる」
また、三豊市は機材がそろい次第、小学校6年生についてもオンライン授業を始める方針です。 三豊市の小中学校は5月25日から、段階的に学校での授業を再開する予定です。