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〈新型コロナ〉四国こんぴら歌舞伎大芝居が中止に 感染防止で「苦渋の選択」香川・琴平町

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 香川県琴平町は、4月に開催を予定していた「四国こんぴら歌舞伎大芝居」について、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、中止にすることを発表しました。

(琴平町/片岡英樹町長) 「断腸の思いで、本当に苦渋の選択ではありましたが、今回の歌舞伎公演につきましては新型コロナウイルス感染防止に重きを置きまして、中止する判断といたしました」

 20日午後、琴平町の片岡英樹町長が記者会見をして明らかにしました。

 片岡町長は、「十分な感染対策を講じた上での開催を模索していたが、17日に同じ中讃地域の丸亀市で新型コロナウイルスの感染者が出たこと、換気が悪い小さな芝居小屋で長期にわたる公演でもあり、集団感染を不安視する声も多く寄せられたことなどから中止を決めた」と話しました。

 また、公演を支えるボランティアスタッフの希望者が少なかったことも要因となりました。

 第36回四国こんぴら歌舞伎大芝居は、4月11日から26日まで1日2回公演で、松本白鸚さん、幸四郎さん親子が襲名披露を行う予定でした。

 町によると、こんぴら歌舞伎にはお練りもあわせると、毎年3万人から4万人の歌舞伎ファンが全国から訪れていて、経済効果は約10億円と試算されています。チケットは払い戻しする予定です。

(琴平町/片岡英樹町長) 「早く観光経済が復興できるように反転攻勢すべく、前向きに取り組む覚悟ですのでご協力をお願いしたいと思います」

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