岡山市に住む60代の女性が新型コロナウイルスに感染していることが分かりました。岡山県内で感染者の判明は初めてです。女性は3月9日から15日までスペインを旅行していました。
岡山県と岡山市の会見によりますと、岡山市に住む60代の無職の女性は、17日に発熱と喉の痛みがあり、帰国者・接触者外来を受診しましたが、受診の際には熱が高くなく、PCR検査は行いませんでした。
しかし、発熱と喉の痛みが続いたため、女性は21日に改めて外来受診し、22日のPCR検査で「陽性」と判明しました。22日現在は自宅で療養していて、23日に入院するということです。
女性は、3月9日から15日まで、岡山市に住む40代の長女と2人でスペインを旅行していました。帰国後は、成田空港から新幹線など、公共交通機関を利用して帰宅したということです。 女性は17日以降、自宅の敷地外には出ていないということです。
濃厚接触者は長女と、女性と同居している60代の夫、岡山県早島町に住む長男の3人で、23日にPCR検査を行う予定です。
ほかに濃厚接触者がいないか調査しています。