新型コロナウイルスの対策について、現場の医師らが9日、岡山県と意見交換し、「医療崩壊が始まっている」と警鐘を鳴らしました。
(倉敷中央病院 感染症科/上山伸也 医師) 「なかなか皆さん理解されていないが、医療崩壊は実はもう始まっている」
有識者懇談会には、伊原木隆太知事や県医師会のメンバーら12人が参加しました。
感染症指定医療機関で働く医師は、医療器具や人員の不足で予定されていた手術が行えないなど、すでに医療崩壊が岡山県で起きていると訴えました。
また、陽性の患者が入る病床には限りがあるため、軽症者には別の受け入れ先を確保するよう呼び掛けました。
(岡山県/伊原木隆太 知事) 「無症状者、軽症者を受け入れる場所の確保。さらに強い行動抑制、行動変容が必要だと感じた」