香川の桜の名所の一つ、琴平町の金刀比羅宮にあった「名のない桜」の品種が判明し、名前がつけられました。
約3500本の桜が植えられている琴平町の金刀比羅宮には1本だけ名前のない桜があります。高さ4メートルほどのこの木は、明治時代初期に植えられたと伝えられています。
専門家がこのほど、幹や枝ぶりなどを調べたところ「サトザクラの一種」だと分かりました。
(中濱綾那リポート) 「今まで名前がなかった桜に『八少女(やおとめ)』という名前がつけられました」
毎年4月10日に巫女が披露する「八少女舞(やおとめのまい)」にちなんで名づけました。
(桜研究家「琴平の桜を育てる会」メンバー/五所野尾 優さん) 「これが八少女の花。非常に大きい。こちらがソメイヨシノですから、大きさがまったく違う。今後、琴平の町の木として広げたい気持ちです」
地元有志で作る「琴平の桜を育てる会」は3月、「八少女」の苗50本を金刀比羅宮の境内に植えました。