少しずつ春の足音が聞こえてきます。香川県宇多津町の神社にある桜の木は花が開き始めています。
香川県宇多津町にある鎮守大明神。しめ縄が飾られた鳥居の奥に、桜の木が。近づいて見ると……いくつかほころび始めた花がありました。
(山下佳乃リポート)
「木の枝が垂れ下がってくるような形で伸びいるので、花の中をのぞき込むことができます。花びらがグラデーションになっていてかわいらしいです」
この神社は、地元の自治会が管理しています。しかし……。
(地元の人は―)
「誰がどういう形で植えたか、それさえ分からない。大きくなるまで知らんかった」
いつの間にか育っていたという桜の木。今では地元の人たちが周りに集う場所になっています。
(地元の人は―)
「『あそこで昼、弁当でも食べるか』って言ったりしている。大事にしていかなきゃいけない」
高知県の牧野植物園によると、桜は早咲きの「カンザクラ」の仲間と見られるということです。現在は5分咲き程度で、まだしばらく、楽しめそうです。