任期満了に伴う倉敷市長選挙は、現職と新人の一騎打ちとなりました。選挙戦には新型コロナウイルスの影響が出ています。
倉敷市長選に立候補したのは届け出順に「NHKから国民を守る党」新人の越智寛之さん(45)と、無所属で4選を目指す現職の伊東香織さん(53)です
(NHKから国民を守る党・新人/越智寛之 候補(45)) 「前回と同じような雨量がきても洪水にならない、ハードとソフトの両面から水害対策を行うということが急務だと思う」 (無所属・現職/伊東香織 候補(53)) 「倉敷市最大の課題 真備の復興と倉敷市全体の災害に強いまちづくりです」
西日本豪雨から1年9カ月。仮住まいでの生活を余儀なくされている倉敷市真備町の住民は、3月末で約3600人です。
(真備町の住民はー) 「早急に困ってる人に手を差し伸べられるような支援をしてほしい」 「みなし住宅にいる人もいるが、順番に増えていって元に戻ることが気持ち的にも落ち着く」
真備町の復興に向け、越智さんは「同じ災害を起こさないようにダムの治水管理を進める」とし、伊東さんは2019年3月に策定した真備地区復興計画を着実に進めていくことなどを政策に掲げています。
また両陣営は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、出陣式や個人演説会を開かず選挙活動をしています。
(記者) 「投票所は新型コロナウイルスの対策として使い捨ての鉛筆を用意しています」
市の選挙管理委員会は児島ボートなどで備蓄されていた鉛筆13万本を用意し、使い捨てにすることで有権者同士の間接的な接触を防ぎます。
倉敷市長選は26日に投票と開票が行われます。