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〈新型コロナ〉ガソリンの価格下落と利用客減少 先が見通せない状況が続くガソリンスタンド 岡山市

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 新型コロナウイルスの影響で、需要と供給のギャップが生まれ、ガソリンの価格が下がり続けています。先が見えない状況にガソリンスタンドは不安を抱えています。

 23日、岡山市北区のガソリンスタンドではレギュラーガソリン1リットルあたり121円でした。ここまで価格が下がるのは約3年ぶりだということです。  これは新型コロナウイルスによる外出自粛要請で、需要と供給にギャップが生まれたことが要因とみられています。

(利用者はー) 「今120円くらいですよね。前は140円くらいしてたからだいぶ安くなったなと」 「安くなっても自粛っていうことで、(子どもを)遊びに連れて行ってあげられないのはちょっと悲しいかなとは思いますけど、ガソリンの価格をみたらうれしい」

 岡山県内のガソリン価格は、今年、世界各地で新型コロナウイルスの感染が確認され始めてから徐々に値段が下がり始めました。そして4月は3カ月前と比べ、26円から28円ほど下落しました。

(岡山県石油商業組合/川上佳郎 事務局長) 「非常に大きな下げだと思います。異常な感じですね。香川も100円を切ったところがあるという情報はあります」

 岡山県石油商業組合によると、ガソリンスタンドの利用客は以前から2割ほど減りました。川上佳郎事務局長は、価格の下落と利用客の減少が続くことに危機感を持っています。

(川上佳郎 事務局長) 「皆さんが予定されております返済であるとか資金利用であるとかということに大きな影響が出てくると思いますので、(閉鎖を)考えている方もいらっしゃるんではないかと思います。これが長続きすれば」

 例年、ゴールデンウイークは多くの利用があったガソリンスタンドですが、今年は先が見通せない状況が続きます。

 石油情報センターのまとめによりますと20日時点の香川県のレギュラーガソリンの価格は120.1円で、全国で最も安い価格だということです。


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