ガソリン価格を安くするための補助制度がスタートしました。ガソリンスタンドの店頭価格も下がってきています。
(松木梨菜リポート)
「高松市内のガソリンスタンドの店頭価格はレギュラーが1Lあたり174円で、先週よりも下がっているということです」
(給油に訪れた人は―)
「下がりました。今まで180円だったのが、5円以上下がっていますね。すごく家計に楽です。助かります」
「実は知らなかったので、どんどん安くなったらいいなと思います」
資源エネルギー庁が28日に発表したレギュラーガソリン1L当たりの平均小売価格は、岡山県で175.6円、香川県で177.4円で、ともに前の週と比べ5~7円ほど下がりました。今後もさらに下がりそうです。
政府による定額の補助制度は、29日の全国平均の小売価格が5円引き下がるよう補助をスタート。その後は毎週1円ずつ下がるようにし、最終的には10円下がるように調整されるものです。
(若宮産業/郡谷昭二 所長)
「いくら下がるっていうのは確定にはなってないので。5月、6月と徐々には下がっていくと思いますけど。来客していただけたらありがいと思っています」
価格の下落を実感するのは消費者だけではありません。
(尾崎運送(香川県トラック協会 副会長)/尾崎康宏 社長)
「少しずつですけど下がってて実感はわいてます。非常にありがたい」
高松市の尾崎運送は大型・中型トラックなど合わせて50台を所有。1Lあたりの価格が10円下がれば、1カ月で50万円ものコストが削減できるそうです。
尾崎社長は今回の補助について効果は限定的とみていて、現在1Lあたり25.1円徴収されている「暫定税率」の廃止を訴えます。
(尾崎運送(香川県トラック協会 副会長)/尾崎康宏 社長)
「同業者でもM&A(合併・買収)とか廃業とか、辞められる方がかなりいらっしゃる。(ガソリン税の)暫定税率を廃止してくれればぐっと経営が楽になるのが実感です」