香川県では9日からガソリン1リットル当たりの価格が約7円も上がりました。高松市でもほとんどのガソリンスタンドで160円を超えています。
(佐田志歩リポート) 「こちらのガソリンスタンドでは、162円です。ここまで上がると生活への影響もかなり大きいですよね」
8日は1リットル155円でしたから、実に7円の値上げです。
(ガソリンスタンドの利用客は―) (Q.7円上がったということですが、どうですか?) 「大変です。つらいです」 「急に上がりすぎですよね。徐々に上げてもらいたいですよね。もし上げるのであれば」 「一気に上がりすぎて困ります。無駄な走りをしない乗らないなるべく自転車とか歩くのにしていきたいと思います」
近い距離の移動は車でなく自転車を使うなど生活防衛策が必要になりそうです。
高松市のガソリンスタンドの看板を見ると、どこもほとんど同じ価格でした。
先週の香川県のレギュラーガソリンの平均価格は、1リットル153.7円で5週連続で上がっています。
このまま上がり続けて160円を超えた場合、実に約4年ぶりの大台となります。
(出光 ハープラス西宝町店/松野圭輔 所長) 「(仕入れ値が)安いガソリンがタンクにあるうちは看板を変えずにお客さんに販売できると思うんですけど、月が変わって(仕入れ値が)高いガソリンを仕入れてしまうと、どうしてもお客さんへの販売価格も値上げせざるを得ないっていうのが、やっぱりガソリンスタンドの現状じゃないかと思いますね」
つまり、原油価格が上がる前に仕入れた在庫がなくなって高値で仕入れることになったため、短期間で7円もの値上げが生じたということです。
石油価格を調査している石油情報センターによりますと、アメリカの経済制裁によるイラン産原油の輸入停止の影響で、供給が不安定になっていて、原油価格が高騰しているそうです。
年内は高騰が続く見込みで、消費者もスタンド側も「苦労」が続きそうです。