政府から補助金が段階的に縮小されていることもありレギュラーガソリンの価格は再び上がってきています。そんな中、岡山県の平均価格は2週連続で全国で最も安くなりました。
(記者リポート)
「こちらのガソリンスタンドのレギュラーガソリン1リットルあたりの価格は月曜日に3円上がり、165円となっています」
石油情報センターによりますと、19日時点のレギュラーガソリンの全国の平均価格は1リットル当たり170.1円でした。5週連続で値上がりしていて、2022年9月以来の170円台となりました。
国は石油元売り会社に支給している補助金を6月から段階的に縮小していて、今後も全国的に値上がりが続く見通しです。
(岡山市民はー)
「痛いですよね、家計に響くというか」
「遠方に行くのは控えようかな」
「できるだけアクセルを踏み込まないようにしたりとか燃費のいい運転をしないとお財布の方がちょっと厳しい」
それでも、岡山県の平均価格は1リットル当たり164.7円で全国平均より5.4円安く、2週連続で全国で最も安くなりました。ちなみに香川県は平均173.6円でした。
(岡山市民はー)
「知らなかったです。こんなに高いのに(岡山県は)安いのかなって思います」
(広島市から訪れた人はー)
「岡山が特段安いなって感じることは正直なところないんですけれども、広島とかに比べたら若干安いんかな」
マーケティングが専門の岡山商科大学の三好宏教授は岡山県で安くなる要因を2つ挙げます。
(岡山商科大学 経営学部/三好宏 教授)
「精製施設が水島(倉敷市)にあるようですので、その(ガソリンスタンドまでの)移動に関する費用については少なくて済む、価格が安くなるベースに1つ要因として挙げられる。価格に敏感な方が岡山は多い。ガソリンスタンドの競争は価格を中心に競争しないと仕方がない」