さぬきの味を食卓で楽しめます。新型コロナウイルスの影響で「外食」も自粛ムードが広がっています。そんな中、高松市のうどん店がテイクアウト用のうどん弁当の販売を始めました。
高松市木太町の「やまと製麺所」です。
(記者リポート) 「このうどん店では、外にいたままこのカウンターからうどんを受け取ることができるんです」
外出自粛ムードが広がる中、このうどん店では去年の同じ時期と比べて客足が8割ほど減ったといいます。 さらに、5月2日から6日まで香川県はうどん店に休業を依頼しています。
そんな中、店主の児嶋さんは「家で食事の時間を楽しんでほしい」とうどん弁当の販売を始めました。
(やまと製麺所 店主/児嶋修一さん) 「(外出自粛で)ストレスが溜まったり表に出るのも気を遣ったり…。(そんな中でも)食事の時間を少しでも楽しんでいただければ」
通常のうどん店では、うどん玉と出汁を別々に持ち帰って自宅で作る準備をしますが…
(やまと製麺所 店主/児嶋修一さん) 「僕が考えたのは持って帰ったらすぐ食べられると、要するに薬味も箸もどんぶりもすべてついてますよ、というように、まさに『うどん弁当』という形のものです」
(記者リポート) 「では、うどん弁当いただきます。うん!もちもちしていて『こし』があります。このさぬきの味がおうちで食べられるなんて最高です」
弁当でも店と変わらぬ味を食べられるように、生地に入れる水の量を調整したり練り方を変えたりと、作り方も工夫しています。
(お客さんはー) 「お店だと密集して感染の疑いもある中、カウンターで手軽に(受け取って)食べられるのはすごくいいと思う」
「うどん弁当」は一つ400円で、毎日50食限定で販売されます。