コロナウイルスの影響を受け、香川県の高校体育連盟は7日、県高校総体の中止を決めました。高校生からは悲しみの声が上がっています。
7日、香川県高体連が中止を決めた第60回の県高校総体。本来であれば5月30日から6月13日まで33の競技が開かれる予定でした。
香川県琴平町の県立琴平高校の剣道部は、去年の県総体で男女とも個人・団体で優勝した強豪です。 新型コロナウイルスの影響で学校が3月1日から休校になり、それに合わせて部活動も中止していました。
5月1日にいったん再開しましたが、9日から再び5月末まで中止になりました。
(記者リポート) 「本来であれば、週に6日練習しているんですが、現在は4月9日からの休校に合わせて、部活動を中止し、静かな様子が続いています」
生徒たちからは悲しみの声が上がっています。
(琴平高校3年/槌谷拳侍 男子キャプテン) 「県総体が無くなることは予想していたつもりでしたが、やはり今までやってきた分、ショックはかなり大きいです」
(琴平高校3年/北野陽華 女子キャプテン) 「総体で優勝して、最後全員で笑顔で写真を撮るっていうことを目標にして、今まで3年間辛いこととか、しんどいこととかを頑張ってきたので、それが無くなったっていうのがとても残念です」
香川県高体連は、部活動を安全に行える状態になった頃を見計らって、競技ごとに代わりの大会を開催できないか検討する方針です。