休校中の小中学生の勉強をサポートしようと、高校生らの団体がオンラインで授業を行っています。
(オンライン授業の様子ー) 「領事裁判権は聞いたことある?」 「日本でアメリカ人が何かしたときに裁けるのは日本じゃなくてアメリカ」
(記者) 「片手にはスマートフォンを持って、ノートを映しながら授業を進めています」
授業を行っているのは、ESD推進協力会・旭島の谷本優晴さん(高1)です。 この団体は地域貢献を目的に、岡山県早島町の早島中学校と岡山市の旭東中学校の当時中学3年生らが2019年8月に立ち上げた団体で、13人が所属しています。
休校が続く小学生や中学生の勉強を支援しようと、4月27日にオンラインでの授業を始めました。
(ESD推進協力会・旭島/谷本優晴さん) 「勉強がしたくてもできないと思っている人がいっぱいいるから自分達も勉強できない側ですが、子どもたちに教えることで、ちょっとでも子どもたちのためになることができたら(と思い始めた)」
団体のメンバーは普通科や商業科の高校に通っていて、5教科だけでなく家庭科などの実技教科や進路相談も可能です。
(授業を受けた中学1年生はー) 「先生はとっても分かりやすく説明してくれるし、授業ができない中でもこういう授業があったらとても覚えられる」
(谷本優晴さん) 「同年代だから先生という立場よりは、同年代で気軽に勉強を教えてもらえる人というイメージを持ってもらって楽しい感じで、他の人とかに自分達の活動を見てもらいたい」
授業は31日までの予定で、ツイッターやフェイスブックなどのSNSで申し込みを受け付けています。