新型コロナウイルスの影響で売り上げが減ったことから、岡山市を循環するバス「めぐりん」は1日から便数を減らして運行しています。それに伴い、運転手20人が解雇または自主退職していることが分かりました。
八晃運輸によりますと岡山市の循環バス「めぐりん」は新型コロナウイルスの影響で利用者が8割減少し、中国運輸局に営業台数10台分の「廃車」を届け出ました。「めぐりん」は1日からは通常の3割にして運行しています。
また一時的な事業規模の縮小により、めぐりんの運転手20人が5月31日までに解雇または自主退職したということです。
バス事業を担当する大村修一執行役員は「新型コロナウイルスが収束すれば便数を戻すことも検討している」としています。
一方、八晃運輸など3社でつくる「サンタクシーグループ」はグループ3社のタクシー運転手約100人を5月31日付で解雇しました。5月の売り上げは前の年の同じ時期の3割ほどだったということです。
八晃運輸の成石敏昭代表は「先が見通せない中で、会社存続のための苦渋の決断だった」と話しています。